『おれたちういるすPROJECT』は、子どもたちのウイルス感染予防の促進を目的に発足しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大後、手洗い文化が今まで以上に定着する中で、“子どもが手洗いをする意味をしっかり理解する”ことが重要になったのではないでしょうか?
そこで、目に見えないウイルスをキャラクター化することで、子どもの興味をひく形にして展開し、ウイルス感染予防についてわかりやすく伝えていきます。
“ういるす”のカタチをした小さな石けん「POCKET SOAP」は、手洗いの推奨秒数である30秒で消えるようになっており、 使い切ったらウイルスもなくなる石けんになっています。 持ち運び出来るサイズにすることで、公園などで遊んだあともすぐに石けんを使って手洗いが可能になります。
「POCKET SOAP」を使用して “ういるす”が消えていく様子を可視化することで、子供たちに手洗いの意味をわかりやすく伝え、正しい手洗い習慣を身につけてもらいたいという想いからこのプロジェクトは始まりました。
ドリームズは、2010年に外出先にも持ち運びができる、一粒使い切りのタブレット型の石けん「SOAP TABLET」を、2017年に紙せっけんをバイキンに見立てキャラクター化することで、子供たちに手洗いを楽しく学ばせ、習慣づけてもらうことを目的とした「バイキンばいばーい! 紙せっけん」を開発・販売致しました。
今回の「POCKET SOAP」の開発にあたり、このアイデアが新型コロナウイルスの猛威から子どもたちを守るために、また手洗いを促進させるために有効的な手段になり得るのではないか?という想いから、『TBWA\HAKUHODO』との共同開発のもと、「POCKET SOAP」の製品化に繋がりました。
開発を進めていく中で、手洗いの推奨時間である30秒で溶けるようにするために、多くの苦難がありました。石けんの成分割合やタブレットサイズの僅かな変化でこの秒数は狂ってしまいます。溶ける時間はもちろん、泡立ちやすく子供たちが正しい"手洗い"ができるような石けん作りを実現しました。
また、“ういるす”キャラクターの造形にも強いこだわりが。石けんの硬さや色の濃さ、デザインのちょっとした違いでも“ういるす”たちの顔の造形は変わってきてしまいます。実製品の形になるまで、何度もサンプルや試作金型の改善を行いました。実際の製品では、イラストのかわいらしさや造形を表現した形状になっています。